「ヒートアイランド原論」

                                本NPO理事 樋渡達也


「ヒートアイランド」と「クールアイランド」、「都市気候」と「緑」「水」「風」

はじめに

1 暑くなった東京の都市気候
 ・ 江戸・東京の都市気候
  都市図にみる「クールアイランド」の激減
 ・ 暑くなった東京と「ヒートアイランド」
 ・ 東京の気温日変化・1881~1970年
 ・ 東京におけるヒートアイランド現象の現状
 ・ 1930〜1990年の変化(土地利用・風速・気温水平分布・気温鉛直布)
 ・ 都心と郊外の最大温度差・国際比較
 ・ ヒートアイランド現象による汚染物質の伝達
 ・ 東京の土地利用現況
 ・ 東京の熱帯夜増加グラフ
 ・ 東京の夏季の気温分布 5時・15時の比較
 ・ 東京の夏季風系の特徴
 ・ 排熱の熱源別・地区別割合と被覆素材別にみた日温度変化
 ・ 東京のクールアイランド・緑地と河川の現況
 ・ 東京の屋上緑化の地区別可能性シュミレーション

2 都市気候計画の先駆的都市・シュットガルト
 ・ シュットガルトの鳥瞰
 ・ 1938年に発足した都市気候担当部局とドイツ建設法典の建設計画
 ・ シュットガルトの生気象に関する熱ストレスと風の流れ場の状況
 ・ 都市気候アトラス{クリマトープ・気候的地形分類・気流交換・人為的汚染源位置}
 ・ 都市気候アトラスによる開発計画指針(自然地域の指針・居住地域の指針)
 ・ 都市気候アトラス指針によるBプラン(地区詳細計画)の修正事例
 ・ 「シュットガルト21開発計画」コンペでで示された都市気候的コメント
   緑地群の長年月にわたる計画的取得とIGA(花博)等を使った事業推進
 ・ 1927年からはじめられた著名建築家による環境住宅モデル建設

3 「クールアイランド」づくりと「緑」
  東京23区を事例として 国土交通省・地域整備局による検証
 ・ クリマアトラスの作成
 ・ 気候解析図の作成
 ・ 緑地保全・緑化によるヒートアイランド現象の緩和対策の検討
 ・ 数値シュミレーションによる緑被率増加の検討
 ・ 数値シュミレーションを用いた緑地によるヒートアイランド現象緩和効果の検証
 ・ 夜間における数値シュミレーション結果
 ・ シュミレーション結果により熱帯夜が解消されると予想される区域

4 「クールアイランド」づくりと「水」・「風」
  「広島」・河風を利用した気候改善 日本工業大学・成田健一 広島工業大学・清田誠良
 ・ 広島のNBI(正規化植生指標)
 ・ 自動車移動観測による気温分布
 ・ 気温・風向・風速の水平分布
 ・ 河川沿い建物の方位の違いによる河川影響範囲の変化と提案
  「福岡」・海陸風を活かした都市づくり 九州大学・ 片山忠久 近畿大学・依田浩敏
 ・ 福岡のNVI
 ・ 福岡の熱負荷密度分布
 ・ 河川上と街路樹の気温分布の比較
 ・ 海岸からの距離による風配と海風冷却効果
 ・ 河川の水面温度と街路の舗装面温度の比較
 ・ クールアイランドによるヒートアイランド分割提案

5 「エコ連鎖」による都市緑化の推進策提案
  「東京」・尾久地区を事例として 建設省建築研究所・足永(あしえ)靖信
 ・東京の気候特性を考慮した都市構造提案
 ・ エコ連鎖・都市のエコロジカル開発による近隣エコロジカル開発の誘引提案
 ・ 尾久地区の現況
 ・ エコ連鎖・ステップ1
 ・ エコ連鎖・ステップ2
 ・ エコ連鎖・ステップ3
 ・ エコ連鎖・ステップ4
 ・ エコ連鎖による中心地区気温変化のシュミレーション結果

6 「河川と水辺空間の再生モデル」の提案
 100ヘクタール宅地開発における再生モデル提案 早稲田大学・尾島俊雄

7 東京都における実効性ある温暖化対策について
  東京都環境審議会答申・平成16年5月
 ・ 東京が直面する“2つの温暖化” 地球温暖化とヒートアイランド現象
 ・ 制度の方向性
   大規模事業者におけるCO2削減の推進
   新建築物等の環境配慮設計の推進
   (環境配慮設計における「ヒートアイランド現象緩和項目」の追加)
 ・ 消費者への省エネ情報等の確実な伝達

おわりに