活動の年次記録

救難用ボート組立・乗船・下船体験イベント

平成19年11月4日

「ボート乗船下船・親水イベント」開催される!

葛西海浜公園に江戸川区と葛飾区の住民など総勢102名が参加!


参加者勢揃い(海浜公園"汐風の広場"にて)

 去る11月4日(日)、午前10時過ぎから晩秋晴れの下、江戸川区葛西海浜公園で当NPO主催の「ボート乗船下船・親水イベント」が開かれました。

 このイベントは今年度全国都市再生モデル調査の一環で、水害などが発生して水が溢れた場合を想定し、地元の方々にゴムボートによる避難を体験して頂くと共に、東京都公園協会職員による水辺の生き物や葛西海浜公園をもっと知って貰う説明会が行われました。

 参加者は、葛飾区新小岩地区と江戸川区松島地区にお住まいの方々およびスタッフ総勢102名で、一行は大成化工(株)と江戸川区中央4丁目からバス3台に乗り、海浜公園駐車場で下車、園内を突っ切り砂浜へと向かいました。

 徳倉副理事長の挨拶に続きボート組立の説明を聞いた後、3班に分かれ実際にボートを組立、乗り、ろを漕ぐ班、あるいは臨海公園職員による生き物や公園内の説明を聞く班、更に陸上で浸水時の歩行を模擬訓練する班と別れ、順にそれぞれを体験しました。

 海水に足を浸してのボート乗下船は波も穏やかで水温も低からず、参加者は和気藹々の中にも緊張感が漂い、浸水時の実践さながらの体験をされたあと、再び全員がボートの収納方法を習い、この日の訓練を終えました。

 時間は瞬く間に過ぎ、遅い昼食を広場の木陰で取りながら、住民の方々同士の交流も深まった頃、アンケート用紙が配られ回収され、午後2時過ぎに石川理事長の挨拶で閉会し、参加者は再びバスに分乗して家路に着かれました。

 後日、西新小岩4丁目から参加された近藤さんに感想を伺ったところ、「この歳(82歳)で初めての経験をさせて貰った。特にゴムボートを自分で組立、畳んでしまうのは大変珍しく有意義だった。ただ、実際堤防が切れた時、この体験が活かされるかどうかが問題だと感じた」と仰っていました。

 今回のイベントは幸い天候に恵まれ、事故も無く成功裡に終了しましたが、これは海浜公園の管理者である東京都港湾局、葛飾・江戸川両区そして国土交通省荒川下流河川事務所の多大なご支援の賜物であり、また「江東区の水辺を楽しむ会」の皆さんの参加や、「地域交流センター」からスタッフの派遣もありました。本当に有り難うございました。ここに改めて御礼申し上げると共に、参加者の皆様には大変ご苦労様でした。



葛西海浜公園(右側が"西なぎさ")公園管理事務所パンフレットより


訓練開始前の挨拶と実施要領の説明
NPO「ア!安全・快適街づくり」徳倉副理事長の挨拶(左) 増沢委員による概要説明(右)
ボート組立、乗船、下船体験シーン
ゴムボートの組立開始(左) 足踏みポンプで坊やも空気入れに挑戦(右)
おばちゃまボートは真剣そのもの(左) 昔とった杵柄(きねづか)でオールこぎ(右)
ライフジャケットは安心ジャケット(左) おじさまボートもいざ出陣(右)
公園おじさんが葛西海浜公園の成り立ちを説明(左) ボート体験の後は広場の木陰でお弁当(右)

 

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