活動の年次記録

(2014/11/30)新小岩中学校避難所実践型訓練に参加しました

葛飾区新小岩中学校は災害時に周辺3町会(西新小岩3丁目、西新小岩1丁目中町町会、リバーハイツ町会)の避難所に指定されており、町会はこれを受けて避難所運営組織とマニュアルを作成して定期的に訓練を行っています。学校は蔵前通りに面しており2011年の東日本大震災及びその年夏の大型台風による帰宅困難者を2度受け入れた実績があります。今回3年振りに開催された実践型訓練には学校が今春災害時医療救護所に指定されたため新たに地元医師会による被災者の医療救護も加わり、主なテーマを災害運営マニュアルの実践に置いて行われました。NPOも前回に続き東京大学、芝浦工業大学などと参加しましたが、NPO作成の大型パネル20枚を持込んでの活動は防災意識の啓発は元よりですが、日頃から出来るだけ町会の人達と接触する機会を増やしお互いの顔を知り交流を拡大する事が主な目的でした。以下に訓練内容を紹介します。

1.日時:2014年11月30日(日)9時~11時
2・場所:葛飾区立新小岩中学校
3.参加者 総勢約100名

①新小岩中学校 青木孝子校長先生ほか担当の先生と生徒、PTA
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(開会式主催者)

②3町会連合災害対策本部鈴木一喜本部長、3町会役員と町会員
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(開会式町会参加者)


③葛飾区教育委員会、同都市整備部防災課、本田消防署、葛飾区医師会、保健所

4.訓練内容 

午前9時、心配された前日の雨も上がり暖かい日差しの中、青木校長先生の「本日○時○分震度6の地震が発生したので避難所運営を開始する」の発声と共に学校の鍵を鈴木避難所運営本部長に手渡し、これを受けて本部長が開会宣言して訓練が開始されました。訓練は以下①から⑥の部門に分かれて行われました。

① 総務部-避難者名簿作成管理、非常用公衆電話設置②物資部-アルファ米炊き出
し、ビスット配布③救護部-本田消防署と連携 応急訓練、煙テント、AED、担架搬送④衛生部-医師会と連携 病人や怪我人救護、トリアージ⑤施設部-飲料用水濾過作業、ライフライン点検⑥警備部-ライフライン点検、簡易トイレ組み立て
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5.NPOの活動内容
NPOからは事務局スタッフ、東京大学加藤孝明研究室、芝浦工業大学中村仁研究室、東京大学デザイン研究室 計11名が参加してパネル展示を行いました。内容はゼロメートルの発生の仕組みと歴史、水害の危機に囲まれた町の現状などです。かなりの参加者が集まり中学生も含めて活発な質問もあり、水害の危険について考える密度の高い時間を共有できたと思います。
(輪中会議パネル)
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(パネル説明)
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(青木校長と懇談)
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訓練終了し全員でパネルを片付けたあとNPOスタッフにも配給された非常食(五目ご飯とビスケット・・・・思ったより美味)を食べながら会場のテーブルで反省会を行いました。

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