活動の年次記録

新しい公共支援モデル事業に採択さる

平成23年11月11日

新しい公共支援モデル事業に採択さる!

-葛飾区・新小岩北地区連合町会等と協議体結成で-

 当NPOは東京都が募集している新しい公共支援事業の「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」に葛飾区、ゼロ研、新小岩北地区連合町会、日本都市計画家協会と協議体を結成して応募し、このほど採択されました。これも昨年来葛飾区、東京都、国土交通省荒川下流河川事務所、研究者、NPO、地元連合町会のメンバーが一体となって実施してきた「葛飾区西新小岩三丁目周辺地区における安全・快適街づくり勉強会」の成果を踏まえて達成されたものです。
 新たに設立された協議体の名称は「葛飾区新小岩北地区ゼロメートル市街地協議会」で、事業名は「新小岩北地区輪中街づくり事業」です。事業は平成23,24年度にわたって実施され、東京都からは985万円(そのうち23年度は355万円)が助成される予定です。
 事業の内容はゼロメートル市街地において大規模な水害が発生した場合でも、住民の命が守られるモデルとなるコミュニティ環境づくりを進めることを目的として、葛飾区新小岩北地区において河川・水路に囲まれた「輪中」を単位とした安全・安心まちづくりの仕組みを構築することで、具体的には次の4事業です。

  • ①東日本大震災の被災地の教訓を学び、平常時から、地域の安全を守る「近隣関係継続計画」(LCCP)を検討し、LCCPの基盤となるツールや仕組みづくりを進めること。
  • ②東日本大震災の被災地と交流・支援を行い、被災地からは災害に備える実践の知恵を得、被災地へはコミュニティ再生への支援を行うこと。
  • ③運命共同体として水害に備える地域を、「輪中地域」として位置づけ、地域の様々な担い手が協働して取り組む組織「輪中会議」の理念を確立し、設立準備を行う。
  • ④助成期間終了後も「輪中会議」や被災地交流・支援を継続的に行うために「輪中基金」を創設すべく、準備活動を行うこと。

これらの事業の進捗状況は逐次当NPOや協議会メンバーのホームページで報告してまいります。ご期待ください。(事務局長・宇賀俊夫)

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