街づくり問答集

市川パークタウン

 パークシティ市川は工場跡地で、大規模洪水の防止対策であるスーパー堤防を取り込んで創出した新しい形態の街です。
 一級河川江戸川左岸の堤防200mを底にたて180mのほぼ台形の地形で、3haの面積を有している。敷地の東側から西側の江戸川堤防に向かって180分の6.5の勾配をもって、緩やかに盛土造成し、北側を緩斜面に、南側はコンクリートの擁壁になっています。
 広大な敷地にかなり大木の楠や桜などが植えられ、鮮やかな桃色の芝桜が目を楽しませてくれます。
4mほどの高さにある池(ビオトープ)の辺りから全体を見ると、周辺のたたずまいとは明らかに違った空間をなしていることがわかるります。
 戸数815戸の分譲マンションは池を囲むようにコの字型にたてられ、スーパー堤防の築造と平行して工事を行っています。
 スーパー堤防と一体になった街づくりは、国土交通省と地元市川市、民間ディベロパーの三井不動産(株)が協同で取り組みました。同省江戸川河川事務所の「江戸川沿川整備基本計画構想」による水害防止と市街地整備が一体となとなって実現したもので、街づくりの新しいあり方の一つとなっています。

パークシティ市川の完成図
パークシティ市川の完成図


■地区の現況
所 在 地市川市市川南3-2353-6
交   通JR総武線市川駅徒歩9分、京成本線国府台駅徒歩9分
土地利用工場跡地
都市計画準工業地域、建ぺい率60%、容積率200%
■計画諸元
スーパー堤防延長200m、幅180m、盛土高5.8m、面積3ha
事業手法スーパー堤防事業(国土交通省)、市川共同住宅(王子不動産・三井不動産)
建物関係3棟(A,B棟地下1階地上24階建 C棟地下1階地上22階建て)
815戸 鉄筋コンクリート造 、駐車場815台
公開空地1ha(市川市管理)
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