活動の年次記録

船上見学会感想文

船上見学会(平成16年8月19日)感想文


宮林 秀行
見学させていただいて一番印象深かったものは、荒川ロックゲートです。
ロックゲートというと、イギリスの川などが有名で、日本にあるという事が驚きでした。
また、スーパー堤防に関してもずいぶん印象が変りました。普及率も、ここまであるとは、思っていませんでした。
海に近い下流域では、重要な働きをするのではないかと思いましたが、一つ気になったのは川から見た町の画一性です。
新興住宅地のようにだけなるのは、少し残念であると思います。
最後になりましたが、お忙しいところ案内して頂き、ありがとうございました。


城島 義男
今回船上見学会にお招きいただきましてありがとうございました。私は、大学の講義でスーパー堤防について勉強する機会があり前々からスーパー堤防を一目見てみたいと思っていたので今回見ることができて本当に良かったです。そしてその他にもさまざまな名所の説明を分かりやすくしていただき荒川・隅田川のことを知る機会を得られたことは、私の中で貴重な経験となりました。


高山 靖史
先日はどうもありがとうございました。
荒川における水害やその対策、またはその周辺の地理などがわかり、とてもいい経験になりました。
スーパー堤防のことについても、効果やその重要性などが非常に良くわかったので、これからも色々な川を見た時にすぐスーパー堤防かどうかわかるし、必要かどうかもわかるので色々と考えていきたいと思います。


荒井 裕二(高崎経済大学地域政策学部)
東京の街並みがこんな計画のもとで成り立っていることに驚きました。特に月島、佃、箱崎地区。今は立派な高層ビルが立ち並ぶオフィス街ですが、昔は倉庫街だったとは...。
これはこれで保全していれば風情ある街でよかったのかも、と思ってしまいました。防災と歴史保全のバランスの保ち方について考えてしまいました。自分は群馬育ちの現群馬県民です、都市災害とはほぼ無縁の世界ですが、この国の中心で、国の中枢機能を保っていくこのような整備事業が行われていたことを知ることが出来、大変良い経験が出来ました。ありがとうございました。


田中 秀和
壊れず、たとえ水害が起きたとしてもそれを最小限に止めるスーパー堤防はとても安全性に優れているものだと思いました。僕は今日、スーパー堤防を見るまでは、スーパー堤防は「普通の堤防を大きくしたもの」と勝手に思い込んでいたので驚きと恥ずかしさを感じました。その他にも様々な安全に対する設備が施されており本当に驚きました。災害に対する妥協なき精神に感心しつつ、自分の災害に対する意識のなさを痛感しました。


近森 正茂
スーパー堤防以外のことも荒川について学ぶことができ大変たのしませてもらいました、また荒川にもパナマ運河と同じ水門があることにおどろきました。車や自転車で同じ道を通ったのですが、船で見た景色とはまた違って東京らしさを感じました。墨田川の橋も変った橋がたくさんあり、マンガでしか見たことがなかったのですが実際に見ることができました、今度は自転車で行ってみたいと思いました。


山田 善弘
かねてより、身近だった荒川下流の環境に今回の船上見学会を通じ、荒川下流域のスーパー堤防の整備状況を見るにつけ、より強い興味を抱きました。
今後は地域住民として、また、都市環境や環境政策を学ぶ者として、同行に注目してゆきたいと思います。


坂本 理貴
今までの堤防では、大雨などの洪水で崩壊し、多大な被害を受けることがあった。今年の台風でも、堤防の崩壊による被害が記憶に新しい。被害が大きくなってしまうのは、大量に水をためこんでしまったことによって、崩壊したときのパワーはすさまじいものとなる。その点スーパー堤防は逆点の発想ですこしづつ町に流していくとはよく考えられていると思う。こうすることによって被害も小さくできるし、さらに土地をより多く有効に使うことができる。大型の人口河川の下流域では非常に有効的だと思われる。


野口 崇
スーパー堤防がもたらしてくれるものが非常に有益であると感じられました。
洪水を防ぐという点でも非常に重要だと感じましたが、私はスーパー堤防を造る過程で行われる再開発に大変興味を持ちました。いざ、再開発をしようにもそう簡単には出来ないですし、再開発を行う名目としても利にかなっていると考えます。世界経済の重要都市ともいえる東京で、洪水が起きようものなら国家信用にもかかわってきますし、再開発により将来的にも住みやすい快適な都市として位置付けられるということは日本にとって有益です。公共事業の無駄という人もいますが、私はそうは思いません。災害は起きてからでは遅いですし、異常気象が多い点でもなくてはならないものだと考えます。何かが起こった時の損害のほうが非常に大きいと感じました。
ありがとうございました。


小山田 和哉
乗船中に見せていただいたビデオに私は驚かされました。今は落ち着いて流れている河川の状況が20年程前にはあの様になっていたなんて。その成果が現況によく表れてると思いました。自然災害に対する構造上の欠陥が見事に見直されたと思いました。


六辻 真知
とても身近な川についていままでと違った目線で見ることができたのがとても興味深かったというか新鮮だった。説明も荒川がどのようなことに利用されていてどんな姿を目指して変っているのかがよく分かった。川について今まで以上に興味をもった。


実方 淳
先日は、荒川スーパー堤防見学に参加させて頂き誠にありがとうございました。私自身今回の見学会に参加するまではスーパー堤防に関する知識は無かったのですが、見学会に参加したことによって興味を持つことができました。貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。


廣島 尚
この様な体験をしたのは今回が初めてで、外の景色に夢中になりながら説明を聞いていました。見学する事前に「スーパー堤防」の事を話しに聞いたりインターネットで調べてから参加しましたが、やはり実際に目で見て専門家の方々から話を聞くと分かりやすく理解が深まりました。
学校でこの事を勉強する機会が無かったので、また一つ環境の勉強が出来てとても光栄に思っています。忙しい時間の中、私たちの申し付けを受け入れて下さって、本当に有り難うございました。


岡野 愛
先日は、波の荒い中、私共のためにあらかわ号を御用意して下さり誠にありがとうございました。とても貴重な体験となりました。解説も大変わかりやすく、水面からの風景は印象的でした。スーパー堤防については賛否両論あるかもしれませんが、今の都市河川にとって、スーパー堤防建設は、最適な防災策であると私は思います。地震、増水、津波等の天災は、人間の手で容易に止められないので、私達は自分たちの生活空間を守る体勢を強めるしかありません。そのための費用は安価ではないと思いますが、安全のための費用投入であれば、決して無駄ではありませんし、むしろ国からの助成金を治水のためのスーパー堤防建設に有効利用できるということは、素晴らしいと考えるようになりました。
荒川流域の住民の方々の、スーパー堤防や都市再生に対する関心がさらに高まり、事業が完了し、荒川流域が後世に安全な生活を約束できる地域と成ることを望んでいます。
多少時間はかかるかもしれませんが、美しい荒川のために、また住民の方々の安全性向上のためにそしてスーパー堤防建設及び再生事業がスムーズに行われてゆくために、多くの人々の理解と協力が必要だと感じました。ありがとうございました。

pagetop
pagetop