輪中会議とシンポジウム

新しい公共支援事業の支援を受けたシンポジウムの開催

私達のNPOでは葛飾区、新小岩北地区連合町会、広域ゼロメートル市街地研究会、NPO日本都市計画家協会と一緒に設立した「葛飾区新小岩北地区ゼロメートル市街地協議会」として東京都から「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」に対する助成金を受けて「新小岩北地区輪中街づくり事業」の名のもとに平成23年度と24年度にわたりいくつかの事業を行ってきました。ここでは平成24年3月に江戸川区で開催したシンポジウムについて報告します。

 まず、平成24年3月18日に江戸川区総合文化センターで足立・江戸川・葛飾区住民を対象に「街を、暮らしを、みんなで守る~大規模災害に備えて~」と題するシンポジウムを開催しました。

当日は会場が満員となる盛況で、葛飾区立上平井中学校理科部生徒による「水害についての研究」発表、東京大学生産技術研究所 加藤准教授の「私たちが住む街」と題する基調講演に引き続き、「地域・NPO・行政の減災への取り組み」と題する報告とパネルディスカッションが行われました。(報告者・パネリストは3名の新小岩北地区町会長、NPOア!安全・快適街づくり理事長、国土交通省荒川下流河川事務所長、足立区都市建設部長、葛飾区都市整備部長、江戸川区土木部長、コーディネーターは加藤東京大学生産技術研究所准教授)会場からは多数の質問もあり、時間を延長して熱心な討議が行われました。その結果、最後に『ゼロメートル市街地の安全・安心で豊かな暮らしの実現に向けたまちづくり宣言』を発表して終了し、所期の目的を十分果たすことができました。

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