講座・講演会の記録

塩崎さんの出前授業を聞きました

寒中の1月18日(土)「葛飾教育の日」の上平井小学校体育館は、赤々と大型石油ストーブが音とを立てながら館内を温めていた。

2時限目のチャイムが鳴ると同時に、6学年生八十余名が各自椅子を持ち、入って来ると、あっという間に整然と着席し、講演会が始まった。

本講演会は平成25年度葛飾区地域市民活動団体助成事業の一環として、上平井小学校と本NPOとの協働で開催された。

講師は、東京大学博士課程塩崎由人さん、演題は「安全で快適な街を目指して水と親しみ、水に備えよう」である。

まず自己紹介で「私は専門が都市計画という未来の街を計画しています。皆さんは都市計画って知っていますか。」と生徒に問いかけた。

生徒達は初めて聞く言葉らしく、反応が今一つであったが次の「阪神淡路大震災って知っていますか。」に何人かが又、「東日本大震災はどうですか。」の質問に大半が手を上げた。

こうして聞き慣れない都市計画とか防災まちづくりという言葉に、生徒達はごく自然と接しながら、講師の話に引き込まれていった。

自分の住む街がゼロメートル地帯で、昔はそうでなかったが「何故低地帯になったの。一体ゼロメートル地帯って何?」との質問にも、きちんと答えられる生徒がいたことに感心した。

次々と映し出される水害や大震災の画面を食い入るように見入っている生徒達,「では皆さんはどのように水害に備えればいいですか。」と語り掛けながら、街中の電柱に貼られている水位表示や洪水ハザードマップ或は防災アプリ「天サイ!まなぶくん」を紹介し、少しでも高い所へ避難する大切さを説く講師と、熱心に聞く生徒が一体となって授業は進んだ。

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一方、水が豊かで身近な面から、水に親しむヨーロッパの姿を画面に映し出すと、生徒から「先生は行かれましたか。」と聞かれ、「ほとんど行ってこのような写真を撮ってきました。」などのやり取りがあり、授業のまとめとして、①都市計画と街づくり、②水害の危険、③水に親しむ街について説明し終わると同時に終業チャイムが鳴った。

瞬く間に時間が過ぎ、最後に学年主任の山本先生が、「今日のお話で街づくりに携わりたい生徒が出て来るよう、又、ハザードマップを皆さんは家で改めてチェックして欲しい。」と締めくくられ、授業は終了した。

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後片付けの際、館内を温めてくれた大型石油スト―ブの後ろに「鈴木一喜氏より寄贈」と小さく書かれているのを見つけ、何故か一層温かさを感じた出前授業であった。

講演会は、石川校長先生はじめ安藤副校長先生、6学年担任の先生方の御理解と御協力によって行われたことを感謝申し上げます。

NPO ア!安全快適街づくり 増澤

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