講座・講演会の記録

上平井小学校における「石川理事長」の特別授業

2014年11月8日(土)の「葛飾 教育の日」に、上平井小学校第四学年生約60名を前に、石川理事長が「大きな地震が来たとき、あなたならどうする」というテーマで特別授業を行いました。

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授業は、パワーポイントを用い、川と河の意味の違いの説明やすぐ近くを流れる荒川と中川の水位が街の地盤より3m程高い状況を写した写真を示し、生徒の関心を河や身近な災害の危険性に向けるところからスタートしました。

 

次に、荒川の上流、中流及び下流の地形や土砂が下流に流れるにつれ小さくなる現象を示し、河口に位置する新小岩付近の地盤が細かな柔らかい砂の上に形成されている自然条件を分かり易く説明しました。そして、こうした柔らかい地盤では砂の間の水が抜けることにより沈下する仕組みを豆腐を圧縮して水が抜けることにより縮む写真を示しながら、街の地盤が沈下した仕組みを説明しましました。

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また、地盤が下がったことにより堤防を高くしたために、かつては家から見えた川の水面が見えなくなってしまうほどになり、東日本大震災のような大地震が東京を襲い堤防が壊れてしまった時は、水がみんなの街に押し寄せてくる状況を説明しました。頑丈な堤防も阪神淡路大震災時に淀川の堤防のように壊れることもあることから必ずしも万全ではないので、大地震により万が一堤防が壊れ街に水が押し寄せてきた時は近くのマンションなど高い建物や高台に逃げる必要があることを訴えました。

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次に、塩釜市の子供達は、学校での防災教育のお陰で、津波から身を守るためにテンデンコに高台に逃げ大人もそれに倣い避難したために、被害者の数が驚異的に少なかったことを紹介し、学校での防災教育の重要性を指摘しました。

 

塩釜の奇跡を教訓として、災害から命を守るには、避難について事前に考え備えておくことがいかに重要かを力説し、避難方法のポイントを分かり易く提示しました。

最期に、自然災害から身を守るため、大雨や大地震で堤防が決壊するなどして浸水した時、どのように避難したらよいのか普段から家庭で話し合っておくことが重要であることから、学区近辺の浸水想定図に高い建物や公共施設を示した地図と避難方法や連絡方法などにについて話し合うための手順を書いたワークシートを配布しました。

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石川理事長の講義の後、小学校の先生から、生徒に地盤や高台などキーワードの意味のおさらいが行われ、配布したワークシートに基づいて避難方法をそれぞれの家庭で話し合いその結果をワークシートに記入して提出するようにと宿題が与えられました。

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授業は、生徒が床に腰を下ろしながら45分間という比較的長い時間行われましたが、パワーポイントの画面が小気味良く展開し、時折、生徒に問題を投げかけるなどして行われたため、生徒の集中が途切れることなく、自然災害に対する日頃の備えの重要性を改めて認識する一助になった様子でした。

 

NPO ア!安全快適街づくり 船山

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